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無形文化遺産とは
無形文化遺産とは民族音楽などの芸能、社会的習慣、儀式や伝統工芸技術などの、通常の世界遺産のように物件として残すことができない文化空間を対象としています。無形文化遺産は形のある文化遺産の枠組みで保護するのが難しいとして、2006年より無形文化遺産の保護に関する条約が発効されました。
この無形文化遺産保護条約とは、締約国に対して国内の無形文化遺産を特定してそのリストを作成することを求めました。そのリストとは、人類の無形文化遺産の代表一覧表および、緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表などになります。
無形文化遺産への選考基準としては、類ない価値を有する無形文化遺産が集約されていること、歴史、芸術、民族学、社会学、人類学、言語学、または文学の観点から、類ない価値を有する民衆の伝統的な文化の表現形式であることとなっています。また、考慮基準として、人類の創造的才能の傑作としての卓越した価値、共同体の伝統的、歴史的ツール、民族や共同体を体現する役割、技巧の卓越性、消滅の危険性などがあげられます。
現在全世界に無形文化遺産は213件存在し、そのうち日本の無形文化遺産は18件にも及びます。今後も日本料理などを無形文化遺産として登録する動きが高まっています。
物件の形がしっかりと残されている世界遺産とは違い、物体の存在を理解するのが難しい無形文化遺産ですが、今後もどんどんと増えることが予想されます。日本の伝統工芸や劇などのような文化が、まだまだ世界中にはたくさんあるのです。
